20万HIT記念集中連載06-4
※ここから性的表現がふんだんに含まれて参ります、苦手な方は回避をお願いいたします。大丈夫でしたらスクロールして下さい。





























































耳を甘噛みされ、舌先で舐めあげられ、その唇はつい、と唾液で濡らしながら三つ編みの後れ毛が落ちる生え際までを辿ってゆく。


「ひ…ぁっ!」


初めての感触に、びくびくと全身が戦慄き、自分でも驚くような甘い声が溢れ出てしまった。
慌てて口を塞ぐも、すぐにロイの手によって引き剥がされてしまい。


「や…ひゃうっ!」


肩口を強く吸い上げられた瞬間、堪える暇さえ与えられなかった常よりも甲高い嬌声がキッチンに響く。


「エディ、声が出てしまうのは自然な事だ、抑えないで聞かせておくれ。」


過ぎた感覚に目尻に涙を浮かべながら、ぷるぷると首を振るエドワードはその全てでロイを誘惑してやまない。
唇を離した事で少しだけ正気を取り戻したのか、ぎっとロイを睨み付けた。


「ずる…い!いきなりっ!」

「すまない…でも…もう我慢できないんだ…。」


臆面も無く口にしたロイの、首元に掛かる息は興奮の為か少し荒くて。

こんな小さくて色々と欠けた子供相手に欲情してくれているのかと、エドワードは恥ずかしくて、嬉しくて、身を任せるように目を瞑る。

それを良しと取った大人は、そっとエドワードを抱き上げて歩き始めた。
恐る恐る薄目を開ければ嫌が応にも状況は知れて。


「大佐…、どこ向かってるんだ?」

「寝室へ、朝起きたままだからシーツは皺くちゃなんだがね?」


おどけたように片目を瞑りるロイに、エドワードはほっと安心して少し硬くなっていた身体から力を抜く。
機械鎧を身につけているこの身は重くは無いのかと思ったが、杞憂だったようだ。
鼻歌交じりに階段を上がる男は腕に重さなど感じていないかのように足取りも軽い。

どくどくと高鳴る胸を今更隠すのも無駄な事だと開き直ってエドワードは愛する恋人の胸に柔らかな頬をすり寄せた。


「…大佐も、すっげぇ心臓の音…。」

「当たり前だよ。どれだけこの日を待ち望んだ事か。緊張しない筈は無いさ。」

「緊張…してんのか?」

「そうだね、緊張している。でも…気持ち良くしてあげる自信はあるから安心しなさい?」

「〜〜〜っ!死ね馬鹿!」


階段を上り切った先には左右に廊下を挟んで二つずつの扉があった。
エドワードを抱き上げたまま、器用に開けて中へ入る。
主寝室は、右側の一番手前の部屋らしい。
まだ昼間なせいか、カーテンが閉じられているというのに、内装まで良く見える。
唯一利用頻度の高いそこは、黒とグレーでシンプルに纏められていた。

既に半分捲くれ上がっていた上掛けを避け、皺の寄ったシーツの中央にそっと降ろされる。
そのまま組み敷かれた身体は、ルーズに敷かれた布の海に沈んだ。
少し硬めのマットレスからほわり立ち上ったロイの香りにエドワードはくふんと笑う。


「エディ?しわが気になるかい?」

「ううん、全然。」


否定しながらも笑い続ける少女に首を傾げると、両手を伸ばして首にしがみついて耳元で種を明かされた。


「大佐の匂いする。大好きな匂い…。」

「………。」

「大佐?」


それが男を煽るのだと、知っていてやっているのか、無意識なのか、エドワードはさっき自分がされたのを真似してロイの耳にやわりと歯を立てる。


「は…っ…」


一つ息を吐き出し俯いたロイの表情がなんだか苦しそうに歪んでいて、エドワードは何か間違えた事でもしてしまったのではないかと慌てて腕を解いた。
不安そうに瞳を揺らし、なんとかこちらを向いてもらおうと身体をずらす。


「大佐?あの、ごめん…俺何か………んんっ!!」


突然塞がれた唇。
無防備に開かれていたため、簡単に男の厚みのある舌が難なく進入を果たす。
大人のキスは初めてでは無かったが、かつてこんなにも荒々しく濃厚なものをされた事が無かったため、戸惑いを感じずにがおられなかった。

舌の付け根や喉奥までも暴き立てるように蠢き翻弄する動きに、漸く鼻で息をすることに慣れてきたばかりのエドワードはついてゆくことができない。
時折角度を変える瞬間、ほんの少しだけ酸素を取り入れるのだが、酸欠になりかけて頭がぼんやりしてきてしまった。

それなのに、絡み合う舌の感触だけは妙にリアルで。


「んっ…んっ…ふ……ぁ」


押し付けられるように施されている口付けに、しがみ付いていた手が力を失いぽすんとシーツの上に落ちた。

漸く唇を離した男は、大きく開かされたまま受け入れていた為に閉じる事もできず、必死で呼吸している、唾液まみれの唇を満足げに舐めて綺麗にしてやった。


「…可愛い…エディ…。」

「たい…さ、もっと……っくり…」

「ゆっくり…してあげたいのは山々なんだがね…。」


困ったように眉尻を下げて見せた男の瞳は、凶暴なまでの欲望を湛えたままで、言葉を激しく裏切っている。


「私にも余裕が無くて…。」

「大佐…っ!」

「沢山私の愛を感じてくおくれ。」


最後に優しく微笑んで、ロイはぱちんとジャケットの留め金を外した。
パンツからアンダーを抜き取りたくし上げると小振りだが形の良い胸が、さらしに締め付けられる事無く露になって。


「いい子だ、さらしを巻くのは止めてくれたんだね。」

「ちょ…あんまり見んな!」

「無理な事を言う。」


くすりと笑って、ロイはそのまま乳房の先に唇を寄せた。
まだ幼く瑞々しい薄紅色の尖りは、キスに反応してか小さいながらもぽつんと勃ちあがり、存在を主張している。
口に含んで舌先で転がすと、びくびくと身体が揺れた。

恥ずかしそうに横を向き、硬く目を瞑ってしまったエドワードの腕から、器用に上着とアンダーを抜き取ってベッドの下へ投げ落とす。

すっかり裸に剥かれた上半身は、想像していたよりも遥かに美しくて、思わず溜息が漏れた。
機械鎧を繋ぐ傷跡さえも、壮絶な色香を放っていて。
うっとりと繋ぎ目に指で触れ、敏感に身体を揺らすその反応にこれ以上無い程の幸せを感じていた。



ロイの服を脱がす素早い動きに一瞬驚いてこちらを向いたエドワードは、何を思ったのか両手で顔を覆ってしまった。

拘束していた訳ではないので、予測してはいたのだが、恋人の快楽に濡れる表情を拝めないのはやはり少々残念だ。

乳首からちゅるっと音を立て唇を離すと、身を乗り上げて覆っている手の甲にいくつもいくつもキスをしてやる。

恐る恐る指の隙間からこちらを見る瞳は、とろりと蕩けて下腹部がずしんと重さを増した。


「顔を隠さないで、見せてくれないか?」

「や…だ。」

「何故?ほら、この場合両手は私を抱き締めるのが正解なのだよ。」


鋼と生身と、どちらの手も愛おしげに撫で、再び唇を落とすと、ゆっくりと両腕に力を抜いて少し逡巡した後、やんわりとロイの肩に触れた。


「う…あ…。」

「ん?どうしたね?」

「アンタの顔…凄くエロくて…目のやり場に困る…っ!」

「それは困った、私自身これ程女性を欲しいと思ったことが無いから困惑しているのだよ。表情までは気を回してあげられない。」


そうとは思えぬ飄々とした口調で、それでもやはり己を見詰める黒く澄んだ瞳にはいつものような余裕が無くて、エドワードはロイの上着を強く握り締めた。


「大佐も?」

「解るだろう?」

「う…ん。」


初めてだらけの戸惑いを和らげるように、今度は優しく唇を塞ぐ。
おずおずとではあるが、自らの意思で舌を迎え入れてくれたエドワードのシーツと背の間に腕を差し込み、抱き寄せて。
今度こそ間違いなく両の腕が首にまわって、きゅうとしがみ付き、ロイは安心したように笑ったのだった。







おまけ5(引き続きR)
お題提供元様→



何時になったら突っ込んでくれるんだろう(;´・ω・`)


2007/4/17 pana








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