ロイエド子幼馴染パラレル
片道逢瀬 2 act.1
※このお話はパラレルです。しかも現代設定な挙句に幼馴染で同い年。無理だと思ったらやめておいてやってください。先に『片道逢瀬』をご覧になることをお勧めします。



設定


エドワード・エルリック(♀)
16歳、高校生。
本当はロイが大好きだけど、ロイが女性にモテ過ぎて意地張ってぷい。

ロイ・マスタング
16歳、高校生。
エドワードと同じ学校へ行ってます。
二人はお隣同士で幼馴染。
ロイ君はエド子さんが大好きです。
大好き過ぎて変態の域です!
モテるんですけどエドしか見えません。



















































罪状を挙げればキリが無い。でもお互いの想いが初めて通じ合ったはずの清々しい朝。
右腕には疲れ果てて気絶するように眠りについたエディの温もりがあって、幸せの極みの筈だった。

階下から響いてくる忙しない足音と怒号に覚醒するまでは。



ドタドタドタドタドタ
バン!


「姉さん!いつまで寝てるの…………さ?」

「んぅ〜。あるぅ?わり、あとご…ふん…。」

「ぎゃあああああああああっ!!!!」



そう、俺は心地良い温もりと幸福な眠気ですっかり失念していたのだ。
ここが窓から不法侵入したエディの部屋だということを…。



































全裸のエディと俺、ベッドの上で腕枕で眠っている。
そんな『イタシテイマシタ』と言わんばかりの現状。
冷やしもせず眠ってしまったせいで赤く腫れぼったい彼女の瞼と、寝乱れてぐちゃぐちゃのシーツ。

エディが俺の女癖を嫌悪をしていることを知っていたであろう、彼女の弟アルフォンス(度を過ぎたシスコンである)の目は完全に座っていた。


「で、どういう事?ロイ。事と次第によっちゃあ生きてここから出られないと思ってね。」


目以外はすんごい笑顔である。


薄っすらと頬を染め、未だ惰眠を貪り続けるエディをぎゅうと抱きしめ、俺は背中に嫌な汗が流れるのを感じていた。


「窓から入ったんだね?………ま・さ・か、と思うけど…強姦じゃないよね?」

「ゔっ………。」


違うとは決して言い切れず言葉に詰まる。
全身に浴びせかけられるブリザードのような冷気に全身が縮こまった。


「落ち着けアル!俺達はもう両想いなんだ!!最初はどうであれ……最終的には合意の上で…っ!」


激しく墓穴を掘っていると気付いた時にはもう後の祭り。

つかつかと歩み寄ってくるアルフォンスの動きを止める術も無く、可愛らしいチェックの上掛けが無情にもひん剥かれてしまった。
当然そこにはエドワードの純潔を散らした赤の痕跡もある訳で…。(挙句に中出し…)


「「……………。」」


沈黙が痛い…。


「アル………学校遅刻するんじゃないか?」

「黙れ!それはロイも一緒だろ?!それに今日は休むって決めた、ゆっくりと話し合おうじゃないか?ロイ・マスタング。」


ボキボキと指の関節を鳴らし、見下ろすエディに良く似た金茶色が邪悪に光っていた。
失念していたがアルフォンスは俺達三人の中で一番武芸に秀でているのだ。
かなり、相当俺は命の危険に晒されている!


「んぅー…うるさいよアルぅ…。」


この一触即発の状況にも気付かず、腕の中でもぞもぞと身じろぎし、愛らしく目を擦ってエドが目を覚ます。
天の助けか悪魔の使いか、冷や冷やしながら見守っていた俺の存在を忘れ、ゆっくりと身体を起こし………そのまま再び腕の中に倒れこんだ。


「あ……あぇー?何か身体だるぅ…。アル…俺今日学校休むわ、学校連絡入れとい……てぇぇぇぇぇぇ?????」

「え、エディ!大丈夫か??」

「姉さん…。」

「う…あ…、あー、あー、思い出した…。ってかお前なんでまだいんだよ!!」


全裸のせいか、布団が剥がされているせいか、未だ俺の腕の中にいるせいか、全てをアルフォンスに見られているせいか…。まぁ間違いなく全部なのだろうけれども、全身を真っ赤に染め上げ、物凄い勢いでアルの手から上掛けを奪い取り俺ごとぼっさりと埋もれてしまった。


「くっそ…い…ってぇ…。」

「エディ…。」


腰を抑えて蹲る小さな背中を優しく擦りながら俺は何を言うべきか考えていた。
何も浮かばないまま、アルフォンスからの押し潰されそうな精神的圧迫感だけが募ってゆく。


「あのな…「アルー?エドはまだ起きてないのかしら?ご飯食べちゃわないと遅刻よー!」


姉弟の母トリシャの朗らかで優しい声は階下からどんどん近づいて来る。


「え、エディ!!」

「う、わ、わ、わ!!!」

「待って母さ…」


ガチャ

俺達の焦りも他所に、鍵の取り付けられていない木製のドアは開かれてしまった。


「あら?ロイ君じゃないの。」

「うわぁぁぁぁぁん!!馬鹿馬鹿ロイの糞無能ー!!!!」

「むの…っ!」


暢気なトリシャの声にじたばたと一通り暴れ、布団の中に更に潜り込んでしまったエディを俺は諦めの境地で見守るしかなかった。
ていうか無能ってなんだ…。


「エドも大人になったのねぇ♪ロイ君これからもエドを宜しくね!」

「「母さん??」」

「は………はい。」

「ほらほらアル!お邪魔しちゃだめじゃないの!アナタは学校へ行きなさい。」


只呆然と、動く事も侭ならぬエディと俺を尻目に、アルフォンスの腕をがっちりと掴みトリシャは強引に部屋を出て行った。

前々から少しズレた所がある人とは思っていたが、これ程とは…。

俺の腰の辺りで蹲り、ぷるぷると震えているエディの背中を優しく撫でていたら、再び扉が開きトリシャが顔だけを覗かせる。


「エド、今日は学校お休みの連絡しておくわね?」

「あ…うん。」

「ロイ君。」

「は、はいぃっ!!」

「ご近所で中々華やかなお噂は伺っているけれど、エドを泣かせる様な事だけはしないでね?でないとアルだけじゃなくてホーエンハイムも何するか判らないもの♪」


ほっこりと花の様に微笑んでいるトリシャさんから物凄いプレッシャーを感じたのは気のせいではあるまい。
ビクンと身を竦めたエディの気配。
やっぱり普段の行いのツケは自分に還って来るもんなんだな(泣)。


「お約束します!」


真摯な俺の声に満足気に頷き、トリシャは再び階下へと降りていった。

アルの怒りの声と、それを宥める優しい母親の声が登校ギリギリの時間まで耳に届いていて俺達は二人きりでいるというのに妙に肩身の狭い思いをした。


「ロイ、学校は?」

「今日はサボるよ。それよりエディ、微熱があるね…昨夜は無理させてゴメン。」

「もういいって、いっぱい謝って貰ったじゃんか。」


エディの潜り込んでいる上掛けをそっと捲って中を覗くと、真っ赤な顔をした彼女と目が合った。
俺の腰の辺りで膝を抱え込み丸くなっているその肢体は、所々俺の刻み付けた所有印が白い肌に栄えて酷く扇情的だ。
若さゆえの性欲か、再びイケナイ気分がむくむくと鎌首を擡げ始め、まだ昨夜の余韻で体調の万全じゃないエディの脇の下に手を差し込み、慌てて引っ張り出そうとしのだが、がっちり腰に掴まられてしまい失敗した。


「うぉ!何しやがる!!」

「エディ…その、あの…すまないんだが、その場所にいられるのは俺がかなり困る…。」

「うぇ?うあああっ!!」


漸く目の前に俺の股間があるのに気付いたのか、かなり素っ頓狂な奇声をあげ上にずり上がってきた。

一日やそこらで早々変わるものでは無いとしても、慣れぬ初々しい仕草や反応が可愛らしくてむっくりと勃ち上がる欲望を抑え込みエディを抱き締める。


「エディ…俺の彼女になって?俺と結婚して!!」

「一足飛びだなオイ!!」


エディもエディの将来も全部全部欲しくて余裕もへったくれもない。
腕の力を込めて閉じ込めた彼女は、小柄なせいもあり胸に埋もれている。
身体を捩って頭を出し、ぷは、と息を吐きふるりと頭を振った。


「これから先絶対に俺しか見ないならいいよ。お嫁さんになってやる。」

「……………ほんと?」

「う…うん。」

「エディィィィィィィィィッ!!!!!」

「ぐぇ…っ!」


ぎゅうぎゅうと抱きしめていた腕の力を抜いて顎に手を添え上向かせる。
万感の想いを込めて口唇にキスをしようとしたが両掌で口を押さえられ拒絶されてしまった。


「俺まだ勉強したいことあるし…大学出てから、でもいい?」

「ああ!それでいいよ、エディに絶対不自由はさせない!!」


元来学ぶという事が大好きな彼女だから、知識欲を満たす為の大学は人生で必須な課程だろう。
俺はそれまでに彼女と幸せになる為の努力を惜しまずしよう。
今まで不明瞭だった未来へのヴィジョンがはっきりと見えてきた。
大企業に就職…いや自分で会社を設立するのもいいな。
うんうん、と蕩けそうな表情で一人悦に入る俺をエディも笑って見つめていた。

すり…と胸元に温もりを感じ我に返ると、エディが頬をすり寄せている。まるで子猫が甘えるような仕草に、俺の不埒な股間が否応無く反応してしまう。

いや待てマスタング!ここは我慢だぞ!!

ぎゅっと目を瞑り一回深呼吸してエディに白い肩を抱き寄せた。
エッチ抜きで甘やかせてやれる男の甲斐性を見せてやるんだ!!


「エディ…。」

「ロイ。」


頬に手を添え上向かせる。今度は拒絶されずにキスをさせて貰える様だ。
ちゅ、と音を立てて触れ合った唇は微熱でもあるのか少し熱い。
もっと深く口付けたいと背中に手をまわし抱き締めたら、小振りながらもつんと形の良い乳房が俺の胸元に当たった。

股間の暴れ馬大暴走の予感!!


エディの熱と口唇の甘さに酔い痴れていたくて焦る一方抱いた腕が解けない。
もっともっとと血液が下半身に集まりだし、すっかり大きくなってしまったペニスが身じろいだ拍子にエディの手に当たってしまった。
うっとりと閉じられていた朱に染まった眦が上がる。


「…っん!ろ、ロイ?」

「ごめん!……エディがあんまり可愛くて…。」

「………。」


気まずい沈黙が流れる。
そりゃあそうだ、俺は突っ込むだけ突っ込んで気持ちよくなって出すもの出しただけ。
でもエディにとっては相当な痛みと衝撃と流血を伴ったのだ。

だからといって健康な若人である俺の股間は正直者で、一回だけで足りる訳が無いとビシビシ訴えかけている。

神様、せめて心静かに抱き合ってお互いの肌の温もりだけで満足できるくらいの忍耐力を俺にください!!

無理な注文を信じてもいない神サマにして、黙ったまま動かないエディの顔を覗き込んだ。
羞恥に震えているといい。そしたらなんとなく流れで持っていけるかもしれない…なんて最低なんだ自分。


しかしそんな浮ついた気持ちや勃起したペニスが一瞬でしな垂れてしまうような、そんな表情がそこにはあった。
悲しそうに寄せられてしまった眉、愛して止まない蜂蜜色の瞳が涙でゆらゆらと揺れている。
少し顔色が悪くなっていて一層痛々しい程だ。


「エディ……?」

「俺………、考えてみたんだけど…。」

「?」

「やっぱ納得いかねぇ…無理…。」

「な…なに…?」








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続いてしまいましたorz
続きも書いてあるので連日更新できそうです。
空の作り方やりたかったんだけど煮詰まってる実情。申し訳ナイス('∀`)

2006/5/11








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