口淫
この作品には性的表現は含まれております、というかまんまです。
18R作品となっておりますのでご了承ください。






















































風呂上りとは違う、夕刻も近い執務室。
体臭は汗をかいた後でも脇の下に鼻を押し付ける程でないと感じない男でも、そのペニスからは濃密な雄の匂いが立ちこめる。

平然と『オネガイ』されて激しく拒絶するけれど、でも俺は知っている。

この匂いは特別なんだと。






普段は執務のために座る椅子が、今は淫らな行為をする淫靡な道具のようだ。
腰掛けたロイの足の間に膝立ちになって股間に頭を埋める。

他の奴で思い浮かべるだけで吐き気がする口淫。
でも、その匂いですら愛しく思うのは何故なのだろうか。
口に入れる前、くんと鼻を鳴らして顔を顰めて見るけど、口に入れてしまえば気になるのは最初だけ。
唾液で濡らして臭気の元すら飲み込んでしまえばいい。

実際片手で余る程しかしてやった事がないので、動きは拙く快感を与えられているのかは定かではない。
自分がされるのを必死で思い出して舌と手を動かす。

口内に飲み込もうと思うが、質量と口の大きさが合わずに咥えられるのは半分ちょっとだ。
となると根元は手で扱く訳で、俺は精一杯唾液を分泌させようと先を咥えて頭を前後させる。

ロイの黒い瞳は常に俺の動きを見つめているから、俺がどうしたいのかが解るのだろう。
必死な俺の顎に手を寄せ、優しく引き上げると深く口付けてくれた。
でもそれは、俺のさらりとした足りない唾液にロイのを足してくれる行為。
ぬるりとした濃くて生暖かいソレが俺の口内に流し込まれる。
無論舌だって絡むけれど、深い口付けのようには長くない。

ぬめりを分け与えると、顎に添えられていた手はそっと金色の髪に埋められ再び股間まで導かれた。

ロイから貰った唾液を零さないようにぎりぎりまで口を閉じて両手を添えたペニスの先に口付ける。
そっと開いてそれを口内へ誘うと全体がふるりと震え、質量が増すのが解った。
咥えたままぬめりを口から開放すれば、幹を握っている掌まで流れ落ちて手の動きを潤滑にしてくれ、動かす度にぐちゅとイヤラシイ音を立て始め、二人分の唾液が空気に触れてこすられる独特な匂いが新たに俺の脳を爛れさせるのだ。

滅多にしないからこそ、お互いを興奮させるその行為に瞳を潤ませて、ちらとロイを見上げると恍惚とした表情。
普段のスカした顔からは想像できない上気した頬と荒い吐息が、彼が俺のしていることで感じてくれているのがまざまざと伝わってきて心は喜びに震えた。


片手では握れないので両手を添えて、ぬるぬると上下させながら舌を使う。
カリを一周ちろりとしてやると先走りの味が広がった。
この味は嫌じゃない、というか然程気にならない。むしろ表情とは別な意味で彼の快楽を感じることができて俺のペニスも反応してしまう。

鈴口に舌を差し入れ、そのまま唇を窄めて頭を上下させる。
少し強めにカリを刺激すると、ロイの口から熱い吐息が漏れた。

両手の動きは止めない。

「……っ」

口内に深く咥えて舌でべろりと裏筋を舐めあげたら耳に甘く彼の漏れた声が聞こえる。

何分普段ロイがしてくれていることを反芻しながらの事なので不安がちだったり、その都度唇が震えたりしてしまうのだが、彼にとってはその動きすら快感のひとつのようだ。

先走りも唾液も飲みこまない。
ぬめりを足し続ける。
口の端から幹に滴らせて手までこぼし、ちゅうと先を吸い、再び口を開けるとロイの右手が俺の頭に添えられて3回少し強めに動かした。

喉まで届いてしまい瞬間噎せかけたけど、もっとの合図なのは知っているのでその動きにならって激しく動かす。
もう顎も手も疲れてしまっているけど。
俺のペニスもぷるぷると震えているけど。

彼に快楽を。

いつも貰うだけの行為を返すために。


「エドワード…口に出しても…?」

掠れた声が耳に届く。
興奮が興奮を呼ぶ。
俺は行為を少しだけ緩めてこくりと頷いた。

再び、強く吸い上げ添えた手で彼を扱く。

強く、はやく。

「……っ、出るぞ……っ!」

ちゅうと音を立てて吸い上げると喉にぶち当たる熱。

熱くて、苦くて、喉に直接ぶちまけられているのにも関わらず匂いは鼻まで突き抜け絡みつく。

「ん……ぐ……」

くぐもった声が出てしまうのは許してほしい。
濃くて、困るんだから。

最後まで吸い出してやるために鈴口に唇を当てたまま親指で裏筋をゆっくり数回押し上げるとぴくぴくと最後の残りまで先から滲み出てくるから、それを綺麗に舐め取るまで飲み込んだりしない。

ひくりひくりと幹が震えて、ロイの口から大きな溜息が漏れた。


本当は飲み込みたくないのが本音なんだけど、凄く感じてくれた艶かしい瞳が俺の喉元を見つめているから、俺は見られるのが恥ずかしくて視線を逸らし、こくりと嚥下させるのだ。

そんなに嬉しそうに笑うなよ。

だから滅多にやってやらないんだ。こうやって時々してあげれば、それだけロイが喜んでくれるのを知っているから。


ロイは俺の後頭部に手を差し入れて何度も優しく俺の髪を撫で梳く。
先の行為で立ち上がり、既に震え始めているペニスに目をやると満足げにくすっと笑うから俺は恥ずかしくて顔を染める。





緩慢に、でも力強く俺を膝の上に抱き上げて、俺自身に手を伸ばすロイの胸の温かさとこれからの行為を想って、俺はそっと目を閉じた。





END
ほんとごめんなさい('、з)っ⌒っ
物凄い私は下半身マニアみたいですね(死)

pana








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